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そうか!“美味しい”ではなく、“好き”を探せばいいんだ!

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コラムCOLUMNN

好きな珈琲にたどりつくために。


ザッセンハウスミルでコーヒー豆を挽いたところ。挽いた時に一番香りが楽しめる。

珈琲を、めいいっぱい。五感で、楽しむ。


 をよーく見て。表情があります。
 挽くときの、音を聴いて。性格で、音がちがいます。
 挽いたときの香り。
 お湯を少し注いで蒸らしているときの香り。香りが異なります。
 できあがった珈琲を、熱いうちに一口。新鮮で素直な味です。
 そして、冷めてから一口。落ち着いた、なじんだ味が楽しめます。
 ちゃんとした珈琲は、冷めても美味しいんです。

 珈琲一杯飲むことで、こんなにいっぱい楽しめるのです。
 心が、ぎゅーっといっぱいになります。

 味わい方は、人それぞれ。

珈琲の個性のこと。


 「たくさん種類があっても、どう違うのかわからない。」という人が、よくいらっしゃいます。
 でも、それは、思い込みですよ。本当は、分かっているのですよ。
 例えば。ジュースやお米やお味噌に関しては、「このメーカーが好き」「この味は嫌い」という好みがある…でしょう?
 パン、日本酒や焼酎、お豆腐。…ほら!自分に合う味、分かっているでしょ?

 珈琲は、もっと楽しい!


珈琲豆は種類によって顔が異なる。とても小さく丸い豆と、大きく長細い豆。

チェック!まず、珈琲豆には、それぞれ顔があります。


 一粒だけ見ると分かりにくいので、異なる種類のを、手の平にひとすくいずつ取って、少し 手を伸ばしたくらいの距離で、見比べてみて下さい。
 ほら。顔が、見えたでしょ?


チェック!次に、酸味=すっぱい⇒好きじゃない…と思っている人、要チェック!


  焙煎珈房NONAKAでは、わかりやすく味を表現するならば、次の6つの要素を挙げます。
  苦み。甘み。酸味。コクとパンチ。後味。香り。
 これが多いか少ないか、好いか悪いかではなくさらにこれらの要素の性質をとらえます。
 この感じが解れば、きっと好きな味にめぐり会えます!
 (※珈琲鑑定用味覚表現とは異なります)
 苦み いろいろ
●きりっと苦み
●こっくり苦み
●やさしい苦み
●透明な苦み
●どすん!とくる苦み
●香ばしい苦み
 
 甘み いろいろ
●とろっとした甘み
●上品な甘み
●ほんのり甘み
●広がる甘み
●やさしい甘み
 
  酸味 いろいろ
●大地のようなたくましい酸味。
●フレッシュな酸味
●きりっとした酸味
●まろやかな酸味
●チャーミングな酸味
●上品な酸味
●思わず笑ってしまう酸味
 
コクとパンチ いろいろ
●しっかりもの
●あっさりしている
●ガツン!とくる
●頑張りすぎ!
●こっくり
●しっかり
●ぼやーんとしている
 
 後味 いろいろ
●余韻が長い
●後で追いかけてくる
●スコッ!と消える
●ふんわり
●ギュイィィィーン
 
  香り いろいろ
●お上品
●カジュアル
●ほのかな
●口の中で広がる
●これでどうだ!という個性的な
●チャーミング
 

チェック!それから、「性格」ということ。


 これは、難しいかもしれないけど、すごく面白いんです。
 前述の「形」「味」のニュアンスが分かれば、性格も分かりやすくなります。

 例えば。
●お上品 ●頑固な  ●穏やかでやさしい
 ●誰からも嫌われない  ●芸術家タイプ  ●ガツン!
 ●落着きなく面白い  ●プライドが高い  ●正道をゆく
●優等生  ●農業一筋!おじさんのような   ●深くて渋い
 ●直球勝負 ●愛くるしい   ●情緒不安定…
  など。
 「○○さんのような」と、人に当てはめて考えると、面白かったりします。
 蒼井優さん、竹中直人さん、所ジョージさん、
 あなたの友達やご近所さん、職場の人…何となくこのコーヒーの個性と 似た感じの人、いませんか?こっそり当てはめてみて下さい。

     ”まめ太つれづれ”ブログもご参照ください。


珈琲
との会話


 誰にでも、好きなもの、好きなこと、があります。
 好きなものについては、インスピレーションが働く、ということ、ありますよね。
 珈琲も同じです。心を開いて向き合えば、珈琲は言葉を発してくれます。

 珈琲という飲みものができあがるまでに、
 お店では ①生豆で仕入れ ②焙煎機で焙煎 し、煎り豆の状態で店頭に並べています。
 皆さんはそれが手元に届いてから、③挽いて ④お湯を注いで(抽出 珈琲を 飲みものに仕上げます。
珈琲の生豆。焙煎の前は、こんな状態。  焙煎機で珈琲豆を焙煎しているところ。煎り上がりの瞬間。 
 コーヒー豆をミルで挽く。ザッセンハウスの手挽きミルで挽いた状態。  珈琲をペーパードリップで淹れているところ。蒸らしの後、細くお湯を投入。


















①生豆
  世界の珈琲生産国から、青緑色の大豆のような状態で、麻袋に入って日本に送られてきます。
  麻袋には、珈琲それぞれの絵柄がついていて、かわいい。
  生産農園や地域独特のロゴが入っているものもあります。
  日本の農家でいうと、「○○市○○茶」とか。「●●園こだわり●●りんご」とか。

  生豆の状態で、水分量、大きさ、粒揃い、などが見えます。
  くいっ!と丸まっていたり、素晴らしく整った形・色つやだったり、もそもそと恥ずかしげだったり…
  生まれたばかりの赤ちゃんのようです。
 ②焙煎
  焙煎機の中では、均一に火が当たるように、はグルグル回っています。
  回りながら、生豆は水分を蒸発させて、一度しぼんでしわくちゃになり、
  その後空気を抱き込んでプウッとふくらみ、そして、の、あの、センターラインのところではじけます。
  
  が発する「音」が、の「声」です。

  だいたいは、
  「ガラガラガラ…」から「カラカラカラ…」になり、「カラッぱちっ…カラッぱちぱちっ…」になり、
  「ぱっちっ…カラカラカラ…ぱちぱち…」となって、「ぱちぱちぱちぱち!!」になって、
  その後また「カラカラカラ…」になって、「カラカラぴちっ!」「ぴちぴちぴちっ!ぴちっ!
  …としゃべります。 
 
  ③挽く。
  面倒かもしれませんが、できればぜひ、豆で購入し、淹れる前に挽いて下さい。
  
  あまり細かく挽くより、少しだけ多めの豆を 少しだけ粗めに挽いて淹れる方が、個性が分かりやすいと思います。
  手挽きミルで挽くとよく分かるのですが、によって固さが違って、挽いている時の音が異なります
  ゴ…リ…ゴ…リッ…というのもあれば、カリカリカリカリ…というのもある。いい音ですよー。
  
  そしてぜひ!挽いた時、そのすぐの、香りを楽しんでほしいのです。
  珈琲って、挽いた瞬間に、最も香りを放つのです。
  まるのの中に、いい香りをギュッと抱え込んでいて。
  それまで、出し惜しみして、我慢しているんだ。
  そして、豆を挽いたその時に!
  ぱっ!!ふわーっ!!と、一気に。

  粉にお湯をのせて蒸らす時にもいい香りを放つけれど、その香りとはまた別の、
  この挽いた瞬間だけ楽しめる香りなのです。

 ④抽出―淹れ方ひとつで味が大きく変わる!
  珈琲を淹れるのは難しくありません。
  当たり前のことだけきちんとすれば、美味しく淹れられます。
  そのコツは後ほど。ここでは、淹れる過程での珈琲との会話についてお話します。

  ドリッパーにセットしたコーヒー粉にお湯をのせる蒸らしの時、粉がぷ・ぷ・ぷ・ぷぅ…と膨らみます。
  ぷちぷちぷち…といいながら湯気を出し、20~30秒たつと湯気が細かくなってきます。
  ぷ・ぷ・ぷ・ぷぅ…と、ぷちぷちぷち…が、かわいいんです!
  さぁて…と、珈琲豆がやる気になっているところ。
  そして、この細かい湯気とともに広がる香り!
  ね。挽いた時の香りと、また違うでしょう?
 
  この“やる気タイム”は、とても重要です。
  もし、予告なしに最初からダ―とお湯を注ぐと、の側は心の準備がないまま お湯をかけられたことになって、
  味を出すことができず、ただの色のついた液体になってしまいます。
  
  の性格や焙煎度、新鮮度によって、"やる気タイム”の状態は異なります。
  分かってきたら、それを受けとめて、注ぎ方を変えてみましょう。
  ゆっくり淹れるとイライラして雑味を出すのもあれば、呑気なのもいるし、「熱いってば!」と抵抗するのもいます。
  元気がないのもいれば、突っ走り過ぎるのもいる。
  
  淹れる人によって味が変わるのは、そのの状態を把握して いかにフォローできるか、という、
  淹れる人の人柄の違いなんだと思います。

  珈琲って、淹れたての熱いうちに飲むと素直でストレートな味。
  少し冷めてから飲むと、また違う。馴染んで、深い味になっている。
  冷たくなってからの方がおいしい珈琲もあったりする。
  特にブレンドは、違いが出てたのしい。

  珈琲って、コーヒーって、すばらしい…。
  美味しい珈琲を飲むために
  美味しい珈琲の淹れ方

 


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